信用スコアとは何?日本ではどうなる?中国やアメリカは

あなたの「格」点数化続々、「信用スコア」で進む格付けなど、私たちの生活を変えるかもしれない?!とも言われている「信用スコア」

大手企業が続々と信用スコアのサービスをはじめています。

信用スコアが普及することによって、より良いサービス、より安くサービスを受けられることが期待できます。

私たちの生活が豊かになるかもしれない?!

ですがその一方で、

予想を超えたところで自分が評価され、自分の社会での扱いが勝手に変わってしまう危険が生じる可能性があるとのことです。

ということで今回は
信用スコアとは何?日本ではどうなる?中国やアメリカではどうなの?」についてまとめていきます。

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信用スコアとは何?

あなたの信用を点数化するという「信用スコア

仕組みは、

ユーザーが同意をして
職業・学歴・年収・購買履歴・質問項目などの情報をスコアリング会社に送ります。

その情報は、スコアリング会社のAIが解析し点数化されます。

そうすると例えば、この情報なら信用度は「600点」という風に出ます。その「600点」の信用スコアを提携先の企業に情報を渡します。

そうすると、提携企業からユーザーへスコアに応じて
割引・優待サービス・金利が低くなるなどがあり

信用スコアを渡すことでより良いサービスを受けやすくなる可能性があるということなんだとか。

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どのようなスコアリング?

例えば、みずほ銀行とソフトバンクが設立した「株式会社 J.Score」

スマホのアプリを使ったスコアリングサービスを2017年から開始しています。

20代〜30代を中心に100万人以上が利用しているんだとか。

ここでははじめに年齢・学歴・年収など基本情報18項目を入力。これでベースとなるスコアが算出されます。

ここからどんどん多くの質問に細かく答えていき、細かくスコアリングされていきます。

例えば
・服を買うときに何を最も重視しますか?という質問に

デザイン、素材、色・柄、ブランド、価格、製造国など

細かい質問があります。

そのほかの質問にも

・いつもどんなテレビ番組を見ていますか?
・日用品はどこで買いますか?
・音楽は何で聴きますか?
・好きな料理のジャンルは何ですか?

など約100近くの質問があって、多く答えれば答えるほどスコアが上がる可能性があるんだそうです。

性格診断ぽいですね。

何に利用できるのか?

スコアが出ることによって、

例えば「リワード

報酬ですね。いろいろな特典が受けられます。

そして「レンディング

600点からお金の融資が受けられるように。スコアが上がれば利率を低く、融資の限度額も大きくできるようになったりするんだとか。

スコアによって金利や限度額は変わるようで

金利は0.8%から、限度額は最高1000万円なんてことも。今までお金が借りられなかった人も借りられるようになるということでした。

あくまで自己申告のデータによるスコア。嘘つく人も出てきそうですよね。

ですが嘘をついていくとどこかでうまく噛み合わなくなっていき、AIが判断してスコアが下がるなんてこともあるようです。

例えば「株式会社 J.Score」の場合は、

ダイヤモンド、プラチナ、ゴールドなどスコア別に段階が分かれていて、特典が変わってきたりします。

一定期間でスコアは変わってくるので、上がったり下がったりすることがあります。

運動したり本を読んだりなどの行動次第でスコアは変動するということなんですね。

信用スコア、中国・アメリカでは?

信用スコア・中国の事例

中国では、通販サイト・アリババの系列会社が信用スコアをやっているようです。

そこのスコアリングは、

・学歴・職業・居住・地域など
・返済能力・総資産・保険料・積立金など
・クレジット履歴・公共料金の支払い履歴
・SNSの交友関係、友達の信用スコアなど
・アリババの購買頻度、公益活動など

があるようです。

そして中国では、自分のスコアを上げたいがために、低スコアの友達の関係を解消してる人が実際にいるようです。

また、高いスコアの人しか入れない婚活サイトがあったりということが実際に起こっているようです。

信用スコア・アメリカの事例

アメリカはクレジットカードの社会ですから、信用スコアは

クレジットの支払い履歴・利用期間・未払い額・借入限度額の何割使っているかなどのデータから算出

クレジットカードを使って支払い期限を守る・債務を減らすことでスコアUP

クレジットカードを使えば使うほどスコアは上がっていくようなんですね。

クレジットカードを持てるということはある程度の収入があり、収入がある人は使える、格差がどんどん広がっていることが問題になっているようです。

信用スコアは国によって意味が違ってきています。

信用スコアが低かったり、ない場合は、

・就職活動で不利
・保険料が割高に
・家を借りられない

などの可能性が出てきて、格差の拡大が出てきてしまうようです。

アメリカはクレジットカードのスコア。個人情報を全面的には入っていません。

クレジットカードの信用スコアは、日本でもブラックリストなどがありますよね。

私たちが見えないところでスコアリングはされてたのですが、今回はより見えやすくなっているということのようです。

信用スコア、日本では?

日本では一部の業者がサービスを始めたというレベルなので、

本当にどうなるかはまだよくわからないようです。

もしこのまま非常に質の低い悪用されそうなシステムを作る方に事業者が進むとすれば、法規制や国家監督というものが視野に入ってくるようですね。

「信用スコア」現在の日本では、法整備はありません。

総務省の検討会では

・個人が使うことによって、不利益な利用とならないよう留意する必要がある
・遺伝情報や差別につながる過去の情報を基礎データに用いない

ところまでが検討されているようです。

 

ということで「信用スコアとは何?日本ではどうなる?中国やアメリカは」でした。

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