6月8日(日本時間9日)にエンゼルスは、大谷翔平選手が右肘内側側副靭帯を痛め、10日間の故障者リスト(DL)に入ったと発表しました。
大谷翔平選手はのDL入りは移籍後初めてでビックリしましたね。
そこで今回は大谷選手が受けたという治療法
「幹細胞注射」と「PRP注射」とは何か?について調べてみました。
大谷翔平が右肘靭帯損傷した理由は?
大谷翔平選手は6月6日(日本時間7日)の本拠地ロイヤルズ戦に先発出場しましたが、4回63球で緊急降板していました。
大谷選手の降板理由は、右中指にマメができたことだと当初は発表。
ですが、試合後にマメの処置を終えた後で右肘の張りを訴えたとのことです。
これは試合中はアドレナリンが出ていた気が付かなかったのでしょう。
アドレナリンが収まってきたころに、肘に違和感があると言ってきたとのことです。
ちなみにここまで肘の違和感を訴えたことはなくこの日がはじめてだったといいます。
球団によれば、6月7日(日本時間8日)に遠征地ミネソタに向かうチームには合流せず、そのまま本拠地に残りました。
ロサンゼルスでスティーブ・ユン医師の診察を受けた結果、靭帯損傷と診断。
そこで多血小板血漿(PRP)治療と幹細胞注射を受けたようです。
谷翔平選手は、4回を4安打4奪三振3四球1失点(自責1)で、63球のうち33球がストライクと制球が荒れていました。
ロイヤルズ戦でバッテリーを組んでいたマーティン・マルドナド捕手は
「あの日は球速は出ていた。速球の制球は前も乱れることはあったし、マメの影響だと思っていたから、肘に問題があるとはまったく思っていなかった」
と驚いた様子だったそう。
ベーブルース以来の二刀流として全米を沸かせている大谷翔平選手。
これまで投手として9試合に先発し、4勝1敗、防御率3.10の成績。
打者としては34試合に出場し、6本塁打20打点、打率.289の成績を残していました。
今季のエンゼルスは、投手陣にけが人が続出。
先発ローテでは、シューメーカー、ラミレスに続く離脱者となった大谷選手。
今後はノースロー調整とトレーニングを重ねながら3週間後に再び、患部の状態をチェックしその後の治療方針を固めるといいます。
関連記事:
・大谷翔平がピンクの帽子なのはなぜ?でもキャッチャーが1番かわいい!
・大谷翔平はメジャーでなぜ打てるようになった?ホームランの飛距離は?
・大谷翔平のショータイムって何?ショーガールやTシャツまである?
prp注射とは何?
大谷翔平選手は、6月7日にロサンゼルスで、PRP注射などの治療を受けたとのことです。
PRP(プレートレット・リッチ・プラズマ)注射とは、
自身から採取した血液から血小板を取り出し注射することで、組織の修復や再生を図るものです。
PRPとは血小板を高濃度に含んだ血漿のこと。新しい組織や細胞の成長を促す成分があるそうです。
採血した自分の血から精製し、患部に注射。
スポーツによるケガに対して体の負担が少ない治療法として注目されています。
メジャーの投手で一般的な治療法となっているのは靭帯再建手術(トミー・ジョン手術)ですが
ヤンキースの田中将大投手も、2014年の右肘靭帯の部分断裂のときに、PRP療法を選択しています。
大谷翔平選手も手術ではなく、治療での復帰を目指しているということですね。
PRP療法は、
血小板の抽出方法や注射部位、ケガの重症度などによって回復具合に差が出るんだそうです。
ケガの重症度が深刻な場合は、効果があまり出ないケースもあるんだとか。
PRP注射後は、一時的に炎症や腫れ、痛みなどが出るケースもありますが、通常の手術とは異なり、比較的短期間でプレーに復帰が可能な療法だそうです。
大谷翔平は以前から
大谷翔平選手は2017年10月にもPRP注射を受けていたとのことで、エプラーGMは
「今季の活躍を見れば、PRP注射に効果があることは分かるはず」
と話していました。
幹細胞注射とは何?
幹細胞注射とはについても調べてみましたが、確かな詳細については分からずなのですが、
幹細胞治療とは「幹細胞を使用し疾患を治療または予防すること」なんだとか。
幹細胞とは、
分化する能力を保ったまま自己増殖する一群の特別な細胞です。
適切な条件を与えられると、分化細胞を生み出すします。
つまり、失われた細胞を再び生み出して補充する能力を持った細胞のことです。
皮膚や血液は、ひとつひとつの細胞の寿命が短く、絶えず入れ替わり続けています。
ですのでその組織を保つためにそのような能力を持っているんだとか。
そして幹細胞は大きく2種類に分けられます。
・組織幹細胞
皮膚や血液のようにきまった組織や臓器で消えてしまった細胞のかわりを作り続けてくれます。
・多能性幹細胞
体の細胞であれば、どのような細胞でも作り出すことできます。私たちの体のなかにある様々な組織幹細胞も作り出せることができます。
つまり大谷翔平選手は、再生医療により、自己修復力を高めて損傷した部分の回復を目指しているということですね。
ということで「大谷翔平の幹細胞注射とPRP注射とは何?右肘靭帯損傷だけど復帰?」について調べてみた件でした。
大谷翔平選手の活躍は楽しみですが、無理せず治療して復帰してほしいですね!