5月29日午前11時すぎ、新潟で遭難していた親子が発見されました。
場所は、新潟県阿賀野市の五頭連山の沢だということです。
なぜ五頭連山で遭難したのか、経緯について調べてみました。
コクラ沢で新潟の親子を発見!
5月29日の午前11時20分ごろに新潟県阿賀野市の五頭連山のコクラ沢付近で県警のヘリコプターが男性2人の遺体を発見しました。
5月6日から行方不明になっていた、新潟県新潟市北区渋谷甲哉さんと長男で小1の空さんとみられています。
服装が公開当時のものと似ていることからもその可能性が高いとのこと。
行方が分からなくなってから24日目となる29日に発見し、現在は身元などを捜査しているとのことです。
2人が発見されて場所は、コクラ沢と呼ばれる沢で、安全面から地上からは捜索に入れなかった地点だったとのこと。
なぜ五頭連山で遭難した?
発見場所は、松平山(954メートル)と五頭山(912メートル)をつなぐ尾根沿いの登山道から西へ約1.5キロ離れた場所です。
5日に五頭連山の松平山登山口から入ったとみられていますが、松平山付近で他の登山客などから目撃証言があったことから松平山に向かったとみて登山道を中心に捜索が続けられてきました。
ですが今回2人を発見した場所は、捜索が行われていた松平山の山頂から約1キロ離れた「コクラ沢」。
松平山の南西にある「コクラ沢」という沢の周辺の斜面(標高580メートル)だったそうです。
ここは登山コースの道からは大きく外れていて、滑落したのか、迷い込んでしまったのかはまだわかっていないとのことでした。
また沢の先にある滝に行く手を阻まれ、力尽きた可能性もあるとみています。
新潟の親子が遭難した経緯は?
5月5日の午後2時ごろに渋谷さん親子は入山しました。
8時過ぎには
「道に迷ったのでビバーク(野営)する」
と電話があり、5月6日の朝には
「これから下山する」
と再び電話がありましたがその後行方不明になっていました。
県警は、当初は親子が向かったという情報のあった赤安山(582メートル)を中心に捜索していましたが、
松平山の登山口で渋谷さんの登山届が見つかったほか、目撃証言もあり、8日以降は捜索の範囲を広げていました。
この時期でも斜面に雪が多く残っていたり、周辺には高さのある滝が連続する場所もあるそうです。
ということで、コクラ沢で新潟の親子を発見!なぜ五頭連山で遭難した?経緯は?について調べてみた件でした。
自然は癒されるしとても良い場所なのですが、それと同時に恐ろしい場所でもあります。
今回親子が見つかって安心しましたが、とても残念な結果となってしまいました。
心よりご冥福をお祈りします。