寝溜めに効果なしの理由は?快眠法はなに?睡眠に良くない行動とは

週末はお昼まで寝たりしてたっぷり睡眠をとったはずなのに、月曜日はなんだか眠いなんてことはありませんか?

休みの日はお昼くらいまで寝る方は多いことでしょうが、実は「寝溜めは効果がない」という研究結果が発表されました。

ということで今回は、

・寝溜めに効果なし!?理由は
・快眠法はある?
・睡眠によくない行動とは

などについて調べてみました。

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寝溜めに効果なしの理由は?

アメリカ・コロラド大学の研究チームが「寝だめに効果なし」と発表しました。

研究内容は18〜39歳の方々に9日間

9時間睡眠、5時間睡眠、5時間睡眠+休日の寝だめ

の3グループに分けて観察しました。

9時間睡眠の方よりも5時間睡眠、5時間睡眠+休日の寝だめした方が起きている時間が長いこともあり体重が増加。さらに糖尿病のリスクが増加してしまうそうなんですね。

休日に10時間睡眠しても糖尿病などの健康リスク改善されないので、寝だめの効果はないとのことでした。

長時間寝ることで、睡眠に対する満足感はあるとは思いますが、病気の軽減リスクには繋がらないという研究結果だったわけです。

また、週末に寝だめをすると日曜から月曜にかけては睡眠時間が短くなり睡眠不足になってしまいます。

つまり寝だめで体内時計が狂い、時差ボケを作り出してしまいます。この時差ボケが睡眠不足を引き起こし、様々な病気のリスクが高まるということなんですね。

認知症、高血圧などの生活習慣病、脳梗塞、心筋梗塞、がんを引き起こす可能性もあるんだとか。

寝だめだけではなく、毎日6時間半〜7時間コンスタントに寝ることを目標にしたほうがよいそうです。

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快眠法はある?

快眠のポイント

  1. 自律神経(副交感神経を優位に)
  2. 体温調整(体温が下がっていくと眠気が出る)

体が活動的になるのを交感神経。リラックスするのを副交感神経と言い、副交感神経を優位にした方が寝やすい。

さらに体温が下がっていくと眠気が出てきます。これがポイントの2つです。

入浴は就寝の2時間前まで

体温が上がった後にじわじわ下がっていき眠気が訪れます。ですので、寝る直前の入浴は快眠には適さない

夕食が遅い日は「先取り夕食」

夜遅くにご飯を食べると睡眠の質が低下します。ですので、少し早めの夕方4時〜6時ごろまでにおにぎりやサンドイッチなどの炭水化物を取り、

夜家に帰って午後10時ごろなどに、サラダや豆腐などライトなおかずを食べ分ける。

という方法で睡眠の質が上がったりするようです。

「寝る直前スマホ」から「朝スマホ」

スマホのブルーライトは、睡眠を促進させるメラトニンの働きを妨げます。眠る1時間前からスマホは見ない方がいいです。

逆に朝スマホを使うと眠気覚ましになって覚醒するそうです。

睡眠に良くない行動とは

続いて、あなたもやっていませんか?睡眠前のよくない行動についても見ていきましょう。

寝酒、睡眠のほんとうの直前に飲むのは、よくない

寝つきは良くなりますが、アルコールを分解する際に交感神経を刺激してしまうので、睡眠の質は悪くなります。

おちょこ1杯でもだめ!気をつけた方が良いそうです。

食べてすぐ寝るのは、よくない。

食後は血糖値が上がります、血糖値が下がりきる前に寝ると、交感神経に影響され眠りの質が低下します。

食事は寝る3時間前までに取るとよい。

実は「キムチ鍋」は寝つきが良くなる食べ物。辛味成分のもとであるカプサイシンの効果で交感神経が刺激。食後ゆっくりと副交感神経が優位になるんだとか。

ステーキやトンカツの場合は、3時間前だと消化しきれない場合があるそうです。

テレビがついたまま寝るのは、よくない。

寝ていても脳はテレビの光や音をキャッチし続けているので、睡眠の質が低下します。

ということで「寝溜めに効果なしの理由は?快眠法はなに?睡眠に良くない行動とは」についてまとめました。

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