国民栄誉賞とは?選考基準・選定基準は?なぜ創設されたのか

最近では、フィギュアスケートの羽生結弦さん、将棋の羽生善治さん、囲碁の井山裕太さんの3人に授与された国民栄誉賞。

では、国民栄誉賞とはどのような賞なのか。また、選考基準・選定基準は何か?なぜ創設されたのか?

などについてまとめていきます。

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国民栄誉賞とは?

国民栄誉賞とは、
1977年にホームラン世界記録756本(当時)を達成した王貞治選手の功績を称えるために政府が創設しました。

内閣府としては、
広く国民に敬愛され、社会に明るい希望を与えることに顕著な業績があったもの

ということでその時の内閣総理大臣が表彰します。

表彰は、
・表彰状・盾
・記念品または金一封を添えることができます

お金でもらった人は今までいないようです。

国民栄誉賞の第一号は王貞治選手でしたが、その前には「内閣総理大臣顕彰」という似た制度がありました。

これは
・学術および文化の振興に貢献したもの
・災害の防止および災害救助に貢献したもの

などということで、さかのぼってみると

1968年に五輪連続3回金メダルの体操男子団体チームの皆さんに贈られたり

1970年のよど号ハイジャック事件の乗客を救助した運輸政務次官、乗員のみなさんに贈られています。

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国民栄誉賞は、なぜ創設されたのか

ところで、なぜ国民栄誉賞は創設されたのかですが、

当時プロ選手に対しては内閣総理大臣顕彰の受賞実績はありませんでした。

そのため福田赳夫内閣の時に、王選手を表彰する方法として編み出されたのが国民栄誉賞です。

はじめは王さんを表彰するために作ったようですね。

国民栄誉賞の選考基準・選定方法は?

国民栄誉賞の選定方法は、

首相が候補者を推薦

民間有識者の意見を聞く

決定

表彰

という流れになっていて、明確な基準や規定がないようです。

そして表彰は随時行うことが可能です。

例えば、オリンピックにメダルをもらって翌月もらうとか、あるいは半年後にもらうケースもありますし、なくなってから生前の功績を称えてという場合もあるます。

ということで「国民栄誉賞とは?選考基準・選定基準は?なぜ創設されたのか」についてまとめてみました。

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