2月15日に放送された「チコちゃんに叱られる」では、なぜ失恋すると胸が痛いのか?について解説していました。
その回答が「本当に痛い」からだったことに驚き!
ということで今回はその解説をまとめていきます。
失恋すると胸が痛いのは「本当に痛い」から
失恋するとどうなりますか?
気分が落ち込んで胸が苦しくなったり、ぎゅっと締め付けられる感じがしますよね。
ですが、なぜ失恋すると胸が痛くなるのでしょうか。
「チコちゃんに叱られる」で紹介された答えは、
失恋すると胸が痛いのは「本当に痛い」から
というものでした…!
失恋したら「胸が痛い」理由は?
失恋すると胸が痛くなるのは、人間が生まれながら身につけた子孫繁栄のための体のメカニズム。
人類が誕生した頃から恋愛感情は備わっていますが、
現在のような「好き・愛している」というものではなく「強く健康な子孫を残す」という自分の遺伝子をつなぐための相手探しが目的でした。
相手を探しているときの人の体は狩りをしているときと同じ状態になっています。
恋をしているときは戦闘体勢
狩りで獲物を捕らえるときに人間の体の中にはステロイドが大量に分泌されて、戦闘体勢になります。
実は、恋愛をしているときも人間の体の中はステロイドが分泌されます。
恋愛も戦闘体勢ということなんですね。
ステロイドとは、
副腎皮質から分泌されるホルモンのこと。交感神経を刺激し、興奮状態に。
ここぞという勝負のときには欠かせないホルモンなのです。
心臓に負担をかけている
しかし、ステロイドが分泌され続けると「血圧上昇」「心拍数増加」して心臓に負担をかけてしまいます。
心臓への負担が痛みのような感覚としてあらわれるのですが、恋をしている間は興奮状態のためその痛みに気づきにくいといいます。
痛みの原因だったステロイドは恋が成就すると、興奮状態はおさまります。
ですが恋が成就するばかりではないですよね。
失恋することもあります。
実は、失恋したときも大量のステロイドが分泌され続ける状態となり、体は戦闘体勢を保とうとします。
一方、失恋によって心の興奮状態はおさまってしまうので、ステロイドによる胸の痛みに気づいてしまいます。
これが失恋すると胸が痛くなるメカニズム。
失恋でおこる軽い心臓発作も
実は失恋の胸の痛みは、ステロイド以外のホルモンが関係している場合もあります。
それが失恋のときに起こる心臓発作「たこつぼ心筋症」
失恋したときに胸が痛くなるのは、軽い心臓発作が起きている状態。
感情的なことが引き金となりカテコールアミンというホルモンが急にいっとき過剰に分泌します。
たこつぼ心筋症とは、
ホルモンの大量分泌で起こる心臓発作。カテコールアミンが大量に分泌されることで起こる心臓発作のこと。
失恋だけでなく、親しい人がなくなったり、将来への不安など精神的なストレスに耐えられるように脳が指令を出してカテコールアミンが分泌されます。
たこつぼ心筋症を発症したときの心臓の形がたこを捕まえるときのたこつぼに似たかたちだったこと命名。
通常、正常な心臓の動きは、
全体が膨らんだり縮んだりを繰り返していますが、
しかし、たこつぼ心筋症の場合の動きは、
大量に分泌された大量のカテコールアミンにより心臓の先端が動かなくなり軽い心臓発作が起きています。
失恋の胸の痛み=軽い心臓発作
これが失恋をすると胸が痛くなる原因の一つと考えているのです。
確実なことはまだわかっていないようですが心筋梗塞などと違い、症状が軽ければそのままでも1〜2週間で完全に回復するため大きな心配はいらないとのことです。
ということで「失恋すると胸が痛くなるのは本当に痛いから」でした。
心臓に負担がかかってるなんて…、失恋は本当に痛いだなんて驚きです。胸きゅんとかはどうなんでしょうね?