スマホ難聴とは何?予防できる?スマホ脳過労チェック方法も

「スマートフォンで大音量の音楽を聴くことによって、およそ11億人が難聴になるおそれがある」とWHOが警告しました。

聞き方次第では、スマホ難聴になる可能性があるとのことです。

また、それだけではなくスマホの使いすぎて脳が疲れて「スマホ脳過労」になると言われています。

そんな今回は、

・スマホ難聴とは何?
・スマホ難聴の予防はある?
・スマホ脳過労とは何?

などについてまとめています。

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スマホ難聴とは何?

スマホ難聴とは、

イヤホンで長時間大音量の音楽を聴き続けると聴覚障害になる恐れがあるというものです。

初期症状としては、

耳鳴り、耳の閉塞感、高い音が聞こえにくくなるというもの。

高い音は、体温計のピピピという音がちょっと聞こえにくいなと思ったら初期症状がはじまっているかもしれません。

スマホ難聴は自覚症状が出にくく、最悪の場合は全くきこえなくなる可能性もあります。

失った聴力の回復は難しいようです。

WHOは、

世界の12歳〜35歳までのほぼ半数にあたる約11億人が難聴になる可能性があると指摘。

世界の若者(12歳~35歳)2人に1人、50%ぐらいです。

若い時からイヤホンで音楽を聴き続けていると、ダメージが蓄積されます。

50代から出始めているといわれる老人性難聴が、早期から出てくる可能性もあるとのことで、注意が必要です。

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スマホ難聴の予防はある?

スマホ難聴にならないための予防はあるのでしょうか。

10代から20代のアンケートでは音楽を聴く際によく使うものは、

スマホ63.3%
音楽プレイヤー22.9%
オーディオ機器9.1%

という結果が出ています。

確かに、音楽プレイヤーやオーディオ機器で音楽を聴く機会が減ってきました。

さらにイヤホンで聞く場合は、つい音量をついあげてしまいがちです。

WHOの発表では、

1日の安全な音量と時間の目安は、
大人は80dB

利用限度も1週間に40時間以内としています。

とのことです。80dBの音量は、

走行中の地下鉄車内、救急車のサイレン(間近)、パチンコ店内などと同等。

ちなみにイヤホンから音漏れしているぐらいの音量で聴いている人は、約90dBぐらいといわれています。

もし約90dBぐらいで音楽を聴くのであれば、1日約1時間が許容範囲です。

その他の目安は、

セミの鳴き声(間近)70dB
カラオケ音(店内中心)90dB

ぐらいなので目安にしてみましょう。

耳に優しい音楽の音量の目安は、イヤホンで聴いていても車内アナウンスがきこえる音量とのことです。

完全に外の音がきこえない状態はこわいですね。

イヤホンでの音量には気をつけていきましょう。

寝るときも1時間半以上きく場合は、短時間でも休む注意が必要です。 

スマホ脳過労とは何?

スマホを使い続けると、情報をたくさん得ます。すると脳が情報で溢れてしまい脳が疲労。処理能力も低下します。

この影響で、物忘れや理解力が低下し、仕事などの効率が下がります。

耳の不調だけではなく、脳も疲れてしまうんですね。

ここでスマホ脳過労チェック方法です。

脳チェック編

・漢字が書けなくなった
・友人や同僚の名前がすぐに出ない
・会議や約束を忘れて慌てることがある

行動チェック編

・夜、布団の中でもスマホをいじっている
・時刻表、迷った服、覚えるものは写真撮影
・着信音やバイブレーション音が空耳で聞こえる

これ1つでも当てはまった人は「スマホ脳過労」に注意です。

漢字はスマホで調べがちだったり、布団の中でもスマホを触ったり、覚えるものは写真を撮っちゃう人も多いと思います。

ということでおすすめのデジタルデトックスの方法は、

・お風呂、トイレ、寝室にはスマホを持ち込まない
・皿洗いなど無心になれる単純作業を行う
・検索する前に自分の頭で1分考えるクセをつける

ということでした。すぐには改善できなくても知っているだけでも違ってくるのではないでしょうか。

あまりにスマホに依存しすぎると影響が出てしまいますので、注意して使用していきたいですね。

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