相撲の付け人とは何?仕事内容や1日は?

貴ノ岩関が付け人(付き人)に暴力を振るったことで、日本相撲協会は付け人についての緊急指導を行うと発表しました。

具体的には、付け人は、関取の小間使いではないこと。絶対に暴力を振るってはいけないことなどです。

では、相撲の付け人とはどのような人のことをいうのでしょうか。1日の仕事内容などについて見ていきたいと思います。

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相撲の付け人とは何?

付け人とは、
十両以上の関取の身の回りの世話をする幕下以下の力士のことを言います。

十両以上の関取ということで、横綱を頂点とした十両以上の関取に関して、幕下以下の力士がお世話をするということになります。

相撲の番付は、

横綱
大関
関脇
小結
前頭
十両
ーーー
幕下
三段目
序二段
序ノ口
ーーー
新弟子(番付外)

幕下以下にも番付があり、人数も多い。

ちなみに幕下以下の給料は無給で、場所ごとに手当が支給されます。

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付け人の仕事内容は?

付け人の仕事内容は、

  • まわしのつけ外し
  • 部屋の掃除
  • 洗濯

など、身の回りの世話をします。

どの関取に誰をつけるのかは、すべて親方が人選。

部屋によっては人数がかたよったりしているので、同じ一門から付け人を借りることもあります。

現在、横綱の鶴竜関がいる井筒部屋は、鶴竜を入れて3名しかいないので同じ一門から借りている状態とのこと。

横綱がいる部屋なのに…なぜ少ないのでしょうか。

付け人の仕事内容・1日

付け人はどのような1日を過ごしているのかについても見ていきましょう。

・午前5時に起床
土俵と部屋を掃除し、自分(付け人たち)の稽古。

・午前7時に関取たちを起こす
寝起きの悪い関取もいるのでとても神経を使うんだそうです。

・午前8時からは関取たちの稽古が始まる
数人がかりで関取のまわしを締めます。準備運動や稽古の相手を務めます。

他にも、

入浴
部分ごとに別の付け人が洗うんだそうで、泡が少ないと怒られることもあるんだとか。

今はそんなことはしてないかもしれないようですが、昔はそうだったようです。

体が大きいから手がまわらないのかもですね。

食事中
関取のおかわりの世話。付け人たちはあとで食べます。

外出する場合
財布や携帯電話など持ち物はすべて付け人が持ちます。

場所中には、
関取の荷物を運んだり、進行をチェックし関取に出番を伝えます。

就寝
関取が眠るまでひたすらマッサージをすることもあるんだとか。

これだけを見るとやはり小間使いに見られてしまうようです。

ですが、付け人は先輩の世話をしながら技術や礼儀を学ぶ場にもなっているので、完全に無くすのもマイナスになってしまうとのこと。

昔は、付け人に私用を押し付けていた関取もいたぐらいですから、具体的な事例を定めることも必要となってくるのではないでしょうか。

ということで「相撲の付け人とは何?仕事内容や1日は?」について調べてみました。

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