日本郵便が、配達員が受取人不在時に荷物を持ち帰らずに置いていく「置き配」サービスを始めました。
ということで今回は「置き配」とは何?盗難の心配はないの?などについてまとめていきます。
日本郵便の新サービス
なかなか宅配物を受け取れなかった経験、あなたにもありませんか?
指定した時間に帰れなかったり、家にいない時間が多い人など様々な理由で宅配物を受け取れないことがあると思います。
配達先が不在で、改めて配達することになってしまう再配達。国土交通省によると、再配達率は配達される荷物全体のおよそ15.2%にものぼっています。
そんな再配達を減らそうと、日本郵便が3月18日から始めたのが「置き配達」サービスです。
インターネット通販の拡大で急増している宅配便。
再配達にかかる人手を減らす狙いがありますが、運送業者と荷物を受け取る側の間の効率化が課題となっています。
日本郵便「置き配」とは何?
日本郵便が始めたサービス「置き配」とは、
事前に登録をしておけば自宅の指定した場所に置いていってくれるというもの。
登録できる場所は6箇所ありますが、一定の条件を満たす必要があります。
・宅配ボックス
→マンションの共有エリアに設置されているのが条件
・郵便受箱
→差込口から投函できる場合に限ります
・メーターボックス
→扉が付いていて、荷物が見えないように保管できるスペース
・物置
・車庫
→雨などにさらされない、外部から見えないことが条件
・玄関前
→玄関前付近に荷物収納用の容器がある、設置する容器がワイヤーで固定されている、容器自体が施錠できるというのが条件
玄関前に置く場合は、鍵付きの物でないとだめということですね。
置き配、盗難の心配は?
玄関前に置く「置き配」サービスは盗難の心配がないのかが気になりますね。
玄関前を届け先に指定する場合は、使用する荷物収納用の容器が必要になります。
最近では「OKIPPA」の折りたたみ宅配ボックスという商品があります。
ドアのところにワイヤーで繋いでおきます。
小さくたたまれていて見た目は小さいのですが、広げると一般的な宅配物で使用されるダンボールが入る大きさ。
配達員は、この袋に荷物を入れ、ファスナーを閉じ、暗証番号付きの南京錠で施錠します。
この容器は、玄関前で使用するときの条件が満たしていますね。
他人に荷物を持っていかれることもないように、ドアノブなどにワイヤーで固定できるようになっています。
水をはじくはっ水仕様にもなっており、雨の日でも対応できるとのことですよ。
ちなみに日本郵便と実証実験を行なったところ、再配達の6割減ったということです。
ということで「日本郵便/置き配とは何?盗難の心配は?」についてでした。
置き配で配達側も受け取る側もラクになっていくといいですね。
効果に期待がかかっています。