前川氏の授業内容について、文科省が介入してきた問題が大きな話題になっています。
その異例とも言われる前川氏の授業内容を調査したのは、議員が関与していたのか?とも言われてますね。
では、文科省の介入はなぜ異例なのか?
なぜ文科省は議員の言いなりになってしまったのか?
について調べていこうと思います。
文科省による異例の調査とは?
まず、2月16日に、前川喜平前事務次官が名古屋の市立中学校で授業を行いました。
この授業内容について、文科省は名古屋市教育委員会にメールで問い合わせをしました。
前川氏の授業内容の報告や録音の提出を求めたとのことです。
この、文科省が教育内容に介入するということは極めて異例のこと。
文部科学省の役割は、全国共通の教育基準作りや教育の条件整備です。
つまりは、指導や助言は基本的に都道府県の教育委員会などに対して行うものなんですね。
なので、一つ一つの学校に対してはそれぞれの都道府県の教育委員会が教育していくものです。
ですが、今回はそれぞれの学校のことをどうして?と聞いたという事。
聞いた内容もなぜ問題なのかというと、
法律や学習指導要領に反しているわけでもないし、名古屋市教育委員会が適切として認めたことにさらに問い合わせるのが異常だということなんですね。
文科省にこれをやる権限はそもそもありません。
文科省と教育委員会を分けている理由は?
戦前、国が学校の教育を全部やっていましたが、今後そのようなことがないように、教育の自由や中立性を守るために、自治体の仕事にしました。
さらに”教育委員会”という中立的な機関を作っています。
学校教育とは、「教育は不当な支配に服する事なく」と定められているとのことです。
なので、文科省が介入してくるというのはあってはならない。それが異例とも言われているのですね。
それを今回はやってしまい大変な問題になっています!
文科省が問い合わせた内容とは?
そして3月1日に、文科省は授業内容について15項目の質問で問い合わせてきました。
これに関して、
「前川氏の授業を行った目的は?」
「前川氏は国家公務員の天下り問題で辞職してるんですよ」
「出会い系バーの利用が公になっている人なんですよ」
「そんな道徳教育が行われる学校の場にどのような判断で依頼したんですか?」
というような内容だったとのことです。
え、こんなことなぜ聞くんですか?って内容ですね。
まず、出会い系バーというものは犯罪でもないし、実際に問題があったわけでもなかったそうです。
「〜らしいよ」という感じだけで、勝手に決めつけて嫌なイメージがついているのがよくないですね。
ということで、あえてこのような質問を持ってくることに政治の匂いがすると言われてるわけです。
文科省の嘘はなぜバレた?
そして、やはり文科省が主体になってやったのではなく、2人の議員が関与しているのでは?言われていて、問題が大きくなっているわけですね。
なぜ関与か?なのかと言いますと、
文科省が明らかに嘘をついているんです。
はじめは、前川氏の授業を把握しようとしたきっかけは、「教育課程課の中の人」と言っていたのに、
野党合同ヒアリングでは「外部の人から」になっており、言う事が変わってます!
また、隠していた嘘をついていた理由を聞かれ、
「えーっと…そのように明確に申し上げましたかね?」
なんて言い出しちゃってます。
明らかに嘘をついていると言うのがバレバレですね。
なぜ、文科省にいる人がバレると分かっていて嘘つくんだろうと思ってしまいます。
文科省はなぜ議員の言いなりに?
文科省は、関与したとされている2人の議員に機嫌を損なうと法案が通りにくくなるために、言うことを聞いたとも言われています。
だとしたら、ダメすぎません?
法案を通すことも大事かもしれませんが、嘘をついてよくないことをやったってどうせ後で明らかになるのだから、信頼も無くなりますし、イメージも悪いです。
でもそれを分かってやっているのでしょうか。
そして議員は、文科省が拒むことができないと分かっていてやっているとしたら、完全に圧力と言われても仕方ありません。
やはり国を動かしている人達が、嘘とか忖度とか、人の人格を攻撃するような質問をしたりするのは、正直腹が立ってしまいますね。
財務省とか文科省とか、なんで最近こんな問題ばかり起こっているのでしょうか。嫌になります。
ということで、文科省の介入はなぜ異例と言われているのか?前川氏の授業照会は議員の言いなりなのかについて調べてみました。