5月4日、マリナーズのイチロー選手が球団の会長付き特別補佐に就任したことが分かりました。
選手としては、今季残りの試合には出場しないとのことです。
今回の発表を受けて、イチローは事実上引退か!寂しいとの声が多くありました。
また、イチロー選手がマリナーズの会長付特別補佐に就任したとのことですが、どのような契約内容なのかについても調べてみたいと思います。
イチローの事実上引退は寂しい!
メジャーリーグのシアトルマリナーズに所属するイチロー選手は、今季の残り試合に出場しないことが正式に発表されました。
イチロー選手はメジャー登録が可能な40人枠から外され、今季はプレーしないことが分かりました。
つまりベンチ入りしていないので、試合に出場することができません。
このニュースを受けて、世間の反応は
「イチロー選手事実上引退みたいなものか、寂しい…」
「野球界のレジェンドにこんなさみしい形で引退はしてほしくない」
「イチローが今季の出番がないのは寂しい」
などの声が多くありました。
イチロー選手は、現役最年長の選手。
昨季限りでマーリンズを対談していましたが、イチロー選手にとっては古巣のマリナーズに6年ぶりに復帰していました。
ですが、今期は15試合に出場し、44打数9安打、打率2割5厘にとどまっていました。
イチロー選手は、
「この日が来るときは僕が辞めるとだと思ってました。その覚悟はありましたし」
と話していました。
ですから、イチロー選手もその覚悟をしながら試合に出ていたのですね。
ただ、辞めるということではなく、球団の特別補佐に就任するということで、イチロー選手は前向きな決断とも言えます。
イチロー、マリナーズの会長付特別補佐とは何?
イチロー選手は今季試合には出場しないことが分かりました。またマリナーズの会長付特別補佐(スペシャルアシスタント)に就任すると発表されました。
会長付特別補佐とはどのような契約内容なのでしょうか。
「イチローはマリナーズのメジャーリーグスタッフ、ハイパフォーマンススタッフ、フロントオフィスとも協力して業務にあたる。外野手、走者、打者として、得た経験をもとに(チームを)補佐。選手や球団関係者への助言を行う」
とのことです。
つまりイチロー選手は、引き続き練習をしながらチームやチームメイトへの助言を行うようなポジション。
ちなみにイチロー選手のほかにも松井秀喜氏はヤンキースの特別アドバイザーに就任しています。
松井秀喜氏は、マイナーチームを巡回し指導などにあたっているとのこと。
他にも数人そのような選手がいます。
イチロー選手もしばらくは練習に帯同しながら、故障した選手がいれば選手として復帰できるように準備していくのだと思われますが、数年後には松井秀喜氏同様アドバイザーとして野球にかかわっていくのではないでしょうか。
イチロー選手はいままでも彼にしかできないアプローチの仕方で自分に向き合ってきました。
その経験を彼にしかできない形で大好きなマリナーズという球団に恩返ししていってほしいですね。
球団は
「イチローのこれまでの成功の記録、性格、ユニークなものの見方と仕事への規律といったものはチームの若手、ベテランに影響を与えている。今後、試合に出ないということ以外、今行っていることを変えてほしくない。イチローの契約とチームの融合は今シーズンの助けとなっていると確信しており、今後も継続していきたい」
という考えのようで、イチロー選手がアドバイザー的な役割にも期待しているようです。
今後試合に出ないこと以外は今まで通りにしてくれってことです。
Thank you, Ichiro. pic.twitter.com/Lpla1hqzrJ
— Mariners (@Mariners) 2018年5月3日
イチローは事実上引退ではない?
とはいえ、イチロー選手もイチローの代理人も『引退ではない』と話しています。
試合に出る以外いままでと同じことをするということは、いつでも試合に出られる状態でいるということ。
来季はチームの状態によっては、試合に出場できる可能性もあるとのことで、引退といってしまうのは早いのかもしれません。
今までイチローは、誰も想像できないことを実現してきています。
イチロー選手にできないことはない!もうファンタジーの世界ですな。