平成が終わることが決まり、新元号が4月1日のお昼頃に発表されます。改元日は5月1日ですね。
ということで今回は、
・元号の決め方は?
・元号を決めるルールは?
・平成の意味はなんだった?
などについてまとめてみました。
元号の決め方は?
元号はどのように決まっていくのでしょうか。
新元号の選定は、平成改元の際の手続きを踏襲するという話が出ているようでその時の流れをもとに平成の次の元号の決め方を見ていきましょう。
1、政府が漢文・国文学者などの学者に公安を依頼
2、学者らが2〜5つの元号候補を政府に提出
菅官房長官が10数案の候補から3〜5案程度に絞り込む
ここからは4月1日の数時間で決めていくそうです。
3、有識者による元号に対する懇談会が開かれる
4、衆参正副議長の意見を聞く
5、全閣僚会議で協議公表まで官邸内にとどまり外部との連絡をシャットアウトすることを検討
6、閣議で新元号案を決定し、天皇陛下・皇太子様に事前に報告
7、新元号案を発表(新元号は5月1日施行)
情報漏れを防ぐためにその当日に決めるようなんですね。
新元号の公表は、菅官房長官が行う方針とのことです。
懇親会のメンバーってどのような方なのでしょうね。
ちなみに平成改元時のメンバーは、マスコミや教育界の代表ら8人(うち女性は1人)でした。
今回は女性を複数人起用予定とのことです。
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元号を決めるルール?6つの要件とは
元号を決める6つの要件というものがあるようなんです。
昭和54年に制定されています。
- 国民の理想としてふさわしい良い意味を持つもの
- 漢字2文字であること
- 書きやすいこと
- 読みやすいこと
- これまでの元号または送り名は使用しないこと
- 俗用されていないこと(地名・商品・会社名など)
これらの要件を満たすことが必要だということです。
ただ漢字2文字を並べるということではなく中国や日本の書物を典拠する必要があります。
つまり出典がしっかりとしたものを選ぶということ。
「平成」の意味はなんだった?
中国や日本の書物を典拠する必要があるということで「平成」にはこんな意味があったようなんです。
- 中国古典「史記」内平外成(内平らかに外成る)
- 中国古典「書経」地平天成(地平らかに天成る)
この文字を取り→国の内外・天地にも平和を達成する
で平成になったということなんですね。
閣議で示された3つの案の「平成」だけ意味の説明があり、総理大臣が深くうなづいたから決まったんだよ。と小泉元総理は話していたようです。
ということで「元号の決め方やルールはある?平成の意味はなんだった?」についてまとめてみました。
新元号はどうなるのでしょうかね。