平成が終わることが決まり、新元号が4月1日に発表されます。
ということで今回は、
・元号とは何か?
・元号で最もよく使われた漢字は?
・改元する理由とは?
などについてまとめてみました。
「元号」とは何か?
そもそも「元号」とは、
「元」は「はじまり」、「号」は「名前」で年につける称号。
歴史上の年を数えるために主権者が決めたものです。
日本の元号は645年「大化」から始まり「平成」まで全部で247あります。
元号の文化は中国から伝来したものですが、現在は日本だけが使用しています。
元号は漢字に文字のイメージがありますが、
「天平感宝(てんぴょうかんぽう)」「天平勝宝(てんぴょうしょうほう)」など漢字4文字の時代がこれまでに5回ありました。
現在は、漢字2文字のみと決まっているようです。
2文字の方が、読みやすく覚えやすいですね。
関連記事:元号の決め方やルールはある?平成の意味はなんだった?
「元号」の漢字ランキングは?
「元号」で最も使われた漢字のランキングは
- 1位:「永」29回
- 2位:「天 」「元」27回
- 3位:「治」21回
となっています。これまでに登場した「元号」の漢字は全部で72種類。
元号は247ありますが、漢字は72種類ということでけっこう同じ漢字が使われていたようですね。
期間が長い元号と短い元号のランキングも出ています。
期間が長い元号
- 1位:「昭和」64年と13日
- 2位:「明治」43年9か月と7日
- 3位:「応永」33年10か月と9日
ちなみに平成が4位となっています。
最近は、人間の寿命が長くなってきているからこれだけ長い時代が続いているのかもしれません。
期間が短い元号
- 1位:「暦仁(りゃくにん)」(2か月と14日)
- 2位:「天平感宝」(3か月と15日)
- 3位:「康元(こうげん)」(5か月と7日)
ワンクール持たない短さですね。期間が短いのには理由があるようです。
改元する理由とは?
現在の改元の主な理由は、
天皇の即位によって改元しています(明治から)
天皇一代につき、1元号となっているので「一世一元」制とのことですね。
それ以前は、吉兆、災害の際にも改元があったとのことで、元号が短い期間がありました。
例えば「吉兆」で言いますと、
☞「慶雲(けいうん)」飛鳥時代:704〜708年
縁起のよい雲が現れ、その日のうちに改元されて慶雲になったとのことです。
☞「神亀(じんき)」奈良時代:724〜729年
朝廷に白い亀が献上されたところ豊作になったので、翌年、改元されたようです。
さらに「災害」で言いますと、
☞「明暦」江戸時代:1655〜1658年
江戸城の天守や市街の大半を消失した「明暦の大火」をきっかけに→「万治(まんじ)」に改元。
☞「明和」江戸時代:1764〜1772年
明和9年に「大火」「台風」「疫病」が発生し、「明和9年」=「迷惑年」という俗説が広まり→「安永」に改元。
昔は案外簡単に改元していたようですね。
ということで「元号の漢字ランキングは?元号とは何か、改元する理由は?」についてまとめました。